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・黄色カードは、聴覚、コミュニケーション障害者に無料で配布
・白色カードは、視覚障害者に無料で配布している。
・低床バスは現在ない。将来の採用も無い。
・バス停を改造しなければならない。
・タイヤハウジングの間が狭い。
・ヒューズ社が低床のステルレス・バスを開発しているからそれが出来たら採用する。
?地下バストンネル
・延長1.3マイルの地下に5駅

 

(4)TRI−MET(ポートランド市)
Tri-Metは、オレゴン州ポートランド周辺の3つの郡の自治体運営公共交通である。
市当局から指名され、オレゴン州の上院議員により任命された、7人の地域を代表する無給のボランティア委員がTri−Metの運営方針を決定する。
Tri−Metは、企業経営者と自営業者の給与から納付される税額の0.6176%で運営されている。
サービス地域は、Multnomah,Clackamas,Washington郡の600平方マイルの面積で、86バス路線とライトレール1線とで、年間6100万人の利用がある。ライトレールのMAX(Tri−Met's Metropolitan Area Express)は、年間850万人の利用がある。障害者のためのドア・ツー・ドアサービスでは、年間60万人の利用がある。
ポートランド市中心街には、トランジット・モールが構築され、バスの2路線以外、自動車は進入できない。モール構築の目的は、空気の清浄化と交通渋滞の解消とバス運行の改善と中心街の活性化がある。ただし、モールを構築するために、1,586万ドルかかり、80%を州政府が負担し、20%をTri−Metが負担した。
?パラトランジット
・パラトランジットは路線バスの10倍の経費がかかる。
・パラトランジットでは、1日に2,300トリップ利用している。
・リフトバンは135台所有し、ピーク時には100台出動する。
・100,000人の登録者がいる。
・費用は人件費とガソリン代で1回のトリップに14−15ドルかかる。運賃は1人$1
・6社と契約しているが、入札で契約している。契約の内容は、配車、運転手とメンテナンスを委託契約している。車両はTRI一METが提供している。
・契約会社で対応できないときはタクシー会社に頼んでいる。
・年間$900万の予算で十分ではない。なんとかやりくりしている。登録の時点で固定路線利用へ勧めている。
・登録者の5%(2,500人)が運行量の40%を占めている。
・路線バスの利用を促進させるために、リフトバスを低床バス導入に移行している。
?固定路線バス
・地域のゾーンを色違いの絵で表現したのは1980年に精神障害者を配慮した。
・50路線がダウンタウンに入り込んでいる。
・郊外では1路線のバス停しかない。

 

 

 

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